手拭いを額縁に納める

馴染みにしている漢方薬局から手拭いを頂く。なんと有難い事に「比叡山飯室谷不動堂」特性の手拭い。

普段の健康造りは回峰行を手本とし…というより全くなんちゃっての真似事で…週一必ず愛宕神社2往復や宝満山といった緑豊かで急な勾配を登り神仏に手を合わせる事で心身の浄化や鍛錬を、ここ12年間ほぼ欠かさない。

おかげで大した病気をする事なく、運動不足とは全く無縁で筋肉も落ちる事なく、ご飯やお酒も美味しく口に出来て、生活や仕事の基盤となっている。

50歳代後半となっても文章を書いたり英数字と格闘したり、パソコンと睨めっこしたりと、腰や肩に負担を掛け、目が疲れる日常が継続している。意識しないと運動不足はもちろん過食や疲れの蓄積といった不摂生の連鎖で、心身を邪気が蝕み苦痛や病を引き起こす事間違いない。

世には脂質や心肺機能の正常値を定め、その値自体を達成出来さえすれば合格という風潮で、人の健康を測っている。しかし、何故か健康で快適といった事は肌身で実感出来ないと痛感する機会があり、一層古来からの健康法を日常に取り入れようと比叡山の厳しい回峰行に挑む高僧の普段の過ごし方を手本にしてきた。

そうした過去の経緯もあり、飯室谷不動堂ゆかりの物を頂戴出来るとは、神仏の手厚いご加護を手にした感激で、さっそく事務所のデスク前にお祀りする。しかし、適当な飾り方が分からず、罰当たりな事に当初はカーテンレールにクリップ留めし、手拭いを眺めていた。

それにしても何とも言えない気高い風紀を発し、これからの方向性に対する考えや纏めようとする文章に冴え来たし、ハッと驚く思いつきを呼び寄せる。これはキチンとお祀りして宝にしなくっちゃと、漢方薬局の先生から画材屋さんを紹介頂き、出向いて相談のうえ額縁へ手拭いを納める注文までした所、すごい逸品に仕上がって来た。

ひたすら感謝感激。この三連休は自宅自室に飾っているが、週明けデスク前に掲げお祀りする事が楽しみで仕方ない。今、机に着いて仮置きしてこの文章を書いていても、捗って仕方がない。このまま、会社へは持って行かずに自宅に飾ろうかな?…どうでもいいような嬉しい悩み、気分のいい覇気に苛まれたようで…暫くは一人ニヤニヤ、心中なんだか嫌らしい笑みを浮かべて過ごしていようかな?

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