毎朝立ち寄る天神南駅近くのカフェ。今日は壁の右端に座って視界が開けない席で一時を過ごす。まずコーヒーを一口すすりおもむろに一服。気分が落ち着いた所でまだ妙に煙たいことに気づく。左隣に座っている30歳前後のサラリーマン風の男がタバコに火をつけ灰皿に置いたまま、スマホでゲームに興じている。最近では分煙が進んで吸わない人には解らないだろうが、吸いながら出るタバコの煙よりも、火を付けたまま置いてあるタバコの煙の方が強烈な煙を出す。そんなにその麻雀ゲームに夢中にならいといけないのか、タバコを吸いながら出来ないのか。タバコに火が付いている時間は3~5分間として、ゲームは何時でも出来るでしょ。なぜせめてタバコを吸いながらゲームが出来ない?一日一箱20本としてもタバコを吸っている時間なんで僅かなのに、なぜその時間を堪能できないのか?考えてみれば現代社会の病巣なのか?食べる寝る遊ぶ笑うといった、人としての基本的な喜びを楽しむ能力が低下しているのか?情報通信機器や家電は自分の暮らしを豊かにするための道具なのに、いつの間にか文明の力に人としての幸せを蝕まれているとはなんんとも皮肉なご時勢だね。
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